チャットモンチーが好きで小馬鹿にされた学生時代。〜完結へ向けて思いを馳せる編〜

そんな時代が僕にもありました。

特段重い話でもないし、いじめられたというわけではない。胸糞でもないからとりあえず安心してくれ。ただチャットモンチーについて書いただけの雑記記事だ。

僕の学生時代の話をすると、流行っていた音楽は湘南乃風、AK-69や加藤ミリヤ、清水翔太、童子-Tなどのhip-hop。

もちろん僕も話題についていくために聞いてはいた。

けれど、やっぱり自分の感性にはちょっと合わなかった。

ディスり文化や、直接的すぎる表現が自分と重ねるには少し腰が重かった。

このような音楽を否定するつもりはないし、嫌いというわけでもない。聞くのはむしろ好きだったりもする。

ただ、自分に刺さる音楽はロックだったというだけだ。

BUMP OF CHICKENだったり、エルレガーデン、RADWIMPS、銀杏BOYZあたりを好んでよく聴いていた。

その中で唯一聴いていたガールズバンドが「チャットモンチー」だった。

チャットモンチーの音楽

チャットモンチーの音楽に触れたきっかけは、実のところはっきりと覚えてはいない。

いつのまにか聴き始めていたし、いつのまにかiPodに入れていた。

僕の友人の中にロックを好きな人は少なかったけれど、僕自身自分の好きな音楽を隠しているわけでもなく、かといって布教したりもしていなかった。

自ら音楽の話をするのは好きだったし、聴いてる音楽を聞かれれば答えた。

そんな割とある友人たちと音楽のやりとりの中で、僕があげた好きなバンドが「チャットモンチー」だった。

ちょうど「シャングリラ」や「風吹けば恋」でテレビ露出が増えていた時期で、一般層から見ると、どうしても「女の子バンド」というレッテルが貼られるのは必然だったんだろう。

そんな友人から一言。

「お前、女子力たけーな」

お前らはチャットモンチーのなんにもわかっちゃいねえ…!(僕は心の中でそう呟いた)

きゃぴきゃぴガールズバンドだと思われた

まあ無理もない。

当時テレビで披露する曲、タイアップ曲の大半がそうだったし。

この「風吹けば恋」は多くの人が耳にしたことがあるだろう。
シーブリーズのタイアップ曲ということもあり、さわやか女の子のイメージが強い曲だがけっこうエゴみたいな物が見え隠れする。

はっきり言って努力は嫌いさ
はっきり言って人は人だね
だけどなぜ窓ガラスに 映る姿気にしてるんだ?
だけどなぜ意地になって 移る流行気にしてるんだ?

一番のAメロがこれである。

このすこし見える黒い部分があるからこそサビで爽やかが爆発する。そんな緩急がチャットモンチーの持ち味だと勝手に思っている。

余談だが、CMのタイアップ曲は一部分が切り取られているため、歌詞の内容と伝わる内容とのニュアンスに齟齬が発生するケースが稀によくある。
上記した「風吹けば恋」は言わずもがな、僕がそれを顕著に感じるのは「竹原ピストル – よー、そこの若いの」だ。
CMの部分だけだと、おっさんが若者へ説教垂れる歌にしか聞こえないのが残念だ。
聞いたことがない方はぜひ聴いてみてほしい。

まったく関係ない話をしてしまった。閑話休題。

数あるチャットモンチーの曲の中で僕が一番衝撃を受け、世界に引き込まれたのが「真夜中遊園地」である。

コンタクト外して 酸化した現実

歌い出しのフレーズにそんな歌詞がある。
どこか俯瞰で現実を見ていた僕へ、厨二病も相まってすごく刺さった。

3ピースとは思えない曲の厚み、複雑なギターリフ、それとなんと言ってもCメロ後にサビがこない斬新な曲の構成。どこをとっても完璧で素晴らしい曲だ。

真夜中遊園地

真夜中遊園地

  • チャットモンチー
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

チャットモンチーは日本ガールズロックシーンにおけるビートルズ。

だと思ってるんですよ僕は。

ビートルズといえば、天性の音楽センスであらゆるジャンルの音楽をトップレベルで世に放ったバンド。

ビートルズ以降のバンドはビートルズの遺産を食いつぶしてるにすぎないとまで言われる歴史的バンド。

これがチャットモンチーにも当てはまっている。

日本音楽シーンにおいてガールズバンドがやれることはチャットモンチーがやり尽くしてしまったと言っても過言ではないと思う。

甘酸っぱい片思いのラブソングから、大人の失恋ソング、風刺の効いた挑戦的な曲、比喩が巧みで文学的な意味深な曲。すごく多様的なのだ。

ガールズバンド=チャットモンチーという方程式ができあがってしまった。

この「チャットモンチー」が遺した音楽を超えなければならない、ガールズバンドの新生たちが少し気の毒だ。

チャットモンチー「完結」

そんなチャットモンチーが完結を迎える。

学生時代から長く聴いてきたバンドが終わりを迎えるのはやっぱりさみしいものがある。

上記した「真夜中遊園地」は何度も聴いたし、卒業式の帰り道は「サラバ青春」を聴いた。青春だった。アオハルである。

なんだろうなー。言葉にできないし、実感もない。

チャットモンチーが完結しても、音楽はいつでも再生ボタン一つで音源越しに鳴り続ける。本当いい時代に生まれた。

とはいえ、僕の中でチャットモンチーは完結することはないだろう。

多くのファンはそう思っていると思うが、「完結」するなんて急に言われてもそんなの知ったことではない。チャットモンチー「完結」のタイミングは悪いがこちらで決めさせてもらう。

誰へ向けて書いた記事なのか、何が伝えたかったのか、書いている僕が一番わかっていない。
チャットモンチーが「きゃぴきゃぴガールズバンド」だなんて思っている層も、今となってはいないだろう。

結局なんなんだこのブログ。

ただ、彼女たちの音楽が完結を迎えても、僕の中でチャットモンチーのロックンロールはしばらく鳴り止みそうにない。

それを形にして残しておきたかっただけなのかもしれない。




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