れのログ(仮)

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吉澤嘉代子の「女優姉妹」を聞いた結果、男に生まれたことを後悔した。

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どうも僕<@hotori_lp>です。

満を持して発売となりました吉澤嘉代子のニューアルバム「女優姉妹」。この日をどれだけ待ったか。

数ヶ月前、前シングル「ミューズ」の予約をしようと思い、近くのCDショップへ赴いた結果、断られ泣く泣くAmazonで数日遅れで手元に届いたのが懐かしい。

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今作「女優姉妹」は予約も特にせず、AppleMusicで済ませるつもりだった。が、なんとなくその”予約すら受けてくれないCDショップ”を覗いてみらなんと、フラゲ日にも関わらず、”女優姉妹”が並んでいるではないか。

数ヶ月前までは予約すら受けてくれなかったアーティストが予約なしに店着日に目立つところに並んでいる。なんという尊さ。ありがとう地元のCDショップ。どのCD買っても特典がつかないのを許してあげよう。

なんて考えてたりしたら、気づいたら買っちゃってたよね。

 

これは”短編集”に見せかけた大作”長編”なのでは?

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吉澤嘉代子の曲の特徴としてまず思いつくのが「物語性」。

曲ごとに緻密に作り上げられた主人公はもはやフィクションではない。

このアルバム、曲のひとつひとつが独立しているように見えてリンクして1人の女性を形成しているように感じる。

9曲目”残ってる”からの10曲目”最終回”や4曲目”女優”からの”ミューズ”の流れはすごく秀逸で、曲同士がリンクしていると考察しながら聞くとなんとも女性の見てはいけない部分を見てしまった気分になる。

”最終回”のファンクな歌い方まじかっこいいっす。

 

 

男として生まれなかったら感情移入することができたのに。

まさにこれ。

男性目線というか、僕個人目線で吉澤嘉代子の世界を理解しようとすると、どうしても”言い回しの部分”や”歌唱法”、”歌詞のトリック”には気がつき、絶賛できても感情移入はできないのである。

それは至極当然のことで、女性を主役に描かれている”吉澤嘉代子の世界”に没入することは男に生まれた時点で不可能だと言える。

 

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例えば、ロングヒット中の”残ってる”。

歌詞のこの部分。

風を引きそうな空
一夜にして 街は季節を超えたらしい

「秋」という単語を使用せず、敢えて長い表現を使うことで特有の名残惜しさを表現している秀逸な詞。

と、感嘆はできても感情移入はできない。あくまで女性主観の曲だからだ。なんともったいないことか。男に生まれたばっかりに。ちくしょう。

本アルバムは”女性”がテーマとなっているため、特にその色が濃く表現されている。

そのせいか、聞き終わったあと感想として僕がまず思ったのが「なんだこの女子更衣室を覗いた感じ…」だった。これでは変態である。

音楽でありながら、短編集であり長編小説。これを実現する吉澤嘉代子はやっぱり魔女。

今年一番のアルバムだと胸を張っていえるだろう。